開創の年代は不明ですが、観音堂を起源とすれば鎌倉時代に遡ると考えられます。 永正(1504〜1521)の頃、森一族の菩提寺が建立され、森立寺と称し観音堂を守護していました。 慶長末期には火災で本堂を焼失しましたが、密蔵院の有力檀徒森庄兵衛を始とする一族によって再建されました。享保から宝暦にかけて15世典亮和上が、法流の開祖として寺門の興隆に努め、 明治になって31世定欣和上の時から寺院内外の整備がすすめられ、 32世定吽和上が昭和18年に現本堂を完成させました。 昭和20年戦火を受けて書院・庫裡を焼失し、 寺宝や古文書の多くを失いました。現在の庫裡や庚申堂(塔頭の金剛尊院)の新築は35世の現住職が行ったものです。 大慈閣は宗祖弘法大師1150年の御遠忌を記念して昭和59年に建立されました。

 

密蔵院の宗旨

真言宗智山派に属し、ご本尊は大日如来様です。 真言宗は現在、多くの派に分かれているが、古来、高野山、京都五山、智山、豊山等の各派が主流であるといってよい。 所属する智山派の総本山は、京都東山七条にある智積院で、その末寺は全国に三千ヶ寺あり、 僧侶は修行僧を入れると約五千人といわれている。高野山真言宗に次ぐ大宗派である。

 本堂内陣

本尊

本像は木造寄木造り、彩色像高40センチ、像底の墨書銘によれば寛永7年(1630)に再興され、宝暦7年(1757)に修復された。 江戸初期在銘の弘法大師像として貴重な存在である。 (大田区重要文化財)

 

塔頭(沼部庚申)金剛尊院

庚申様の信仰は古く推古天皇の御代、聖徳太子が佛の所説に基づき「大青面金剛明王垂化記」を記述されたことにはじまります。ご本尊の大青面金剛尊は、昔から多くの御信者により「沼部の庚申さま」として近郷近在に知れわたっていましたが、 安政2年(1855)の江戸大地震によって御堂が倒潰したり、大正12年の大地震や、太平洋戦争によって講中の大半が四散しました。 その間庚申様は本堂の一室に安置されていましたが、昭和27年旧来の御信者の力により、庚申講が発展し、 昭和41年5月待望の庚申堂が建立されました。そして昭和56年には庚申堂から金剛尊院へと寺格が上がり現在に至っています。

金剛尊院

大青面金剛尊立像

青面金剛尊(庚申尊)は、帝釈天の使者といわれ、民間に盛行した庚申信仰の本尊として広く世に知られた。 特に本尊は、当地区民間信仰の中心的存在として「沼部の庚申さま」と呼ばれ、尊信の対象となった。 木彫寄木造りで、色彩を施し、玉眼、像高91センチ、像造銘不明、二童子、四夜叉を具備し、厨子に収められている。 作風は非常に細密、且つ雅致に富み、この種の像としては大型である。 像造年代は平成18年の修復の際、元禄7年(1694年)と判明した。 (大田区重要文化財)

 

庚申供養塔

「地蔵菩薩立像」を主尊とする庚申塔で、当寺に残る最も古い庚申信仰の足跡である。 船型光背右側には、「新奉造立供養意趣者庚申待壹塔八人現当二世安楽攸」、光背左側には、 「干時寛文元辛丑年八月吉日・沼部村」と記されており、大田区内で最も古く、 江戸初期(寛文元年=1661年)の典型的な様式をそなえたものである。 (大田区重要文化財)

 

 密蔵院大慈閣

◎設備内容のご案内
全館冷暖房完備です。
二階客殿には64名(最大72名)が収容でき、厨房にはコップ・湯呑み・小皿等必要と思われるものがそろっています。
一階講堂には椅子80脚の用意があります。

◎ご使用時のお願い
◇ご利用時間は、8:00〜21:30です。
◇ご宿泊は原則として出来ません。
◇設備や器物の破損が甚だしい場合は実費弁償を申し受けることがあります。

大慈閣

            

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真言宗の教え

真言宗でいちばん大切なことは、さとりです。私たち衆生の菩提心を開顕することがさとりであり、真言密教では即身成仏ともいっています。
さとりは、「菩提心を因とし、大悲を根とし、方便を究竟とす」(『大日経』)という、いわゆる三句の法門で示されます。
菩提心(菩提すなわち心、また菩提を求める心)はみずからのさとりのためのもの(自利)、大悲は他の救済のためのもの(利他)、方便は自と他とのためのもの(自利利他窮満)とされています。
手に印を結び(身密)、口に真言を唱え(口密)、心を三昧の境地におく(意密)三密行を実践することによって、修行者の身・口・意の三業は、自然に仏の身・口・意の三密にまで高められ、その身が成仏する(即身成仏=さとり)ことができるのです。

 真言宗の焼香のマナー
  1. 祭壇に進み、遺族に目礼し、故人の遺影に向かって一礼します。
  2. 一度合掌します。
  3. 親指、人指し指、中指で抹香をつまみ、目の高さぐらいまでに持ち上げます。
  4. 抹香を香炉の中へ落とします。(3回)
  5. 改めて遺影に向かって合掌します。
  6. 一歩下がり、僧侶と遺族に一礼し、席に戻ります。
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